羽子板の相場は?どれくらいの値段のものがあるの?
女の子が産まれたら初正月に羽子板をお祝いとして買います。ですが、羽子板といっても様々な値段があるので、どの羽子板がいいのか分からないものです。そこで、初正月でお祝いとして買う羽子板の相場はいくらくらいなのかについて紹介したいと思います。
【羽子板の相場は?】
羽子板の価格は1万円~10万円を超えるものまで様々です。羽子板の一般的な相場は20000円~40000円ほどとなっています。この価格帯の羽子板はどのお店でも大変よく売れているようです。ただ、20000円~40000円と幅が広いので、金銭的な事情で決めることをおすすめします。またこの最も売れている価格帯の商品というのは、コンパクトなサイズ、概ね8号~10号サイズのケース入り羽子板飾りになります。
大きくなれば値段が上がり、13号サイズのケース入り羽子板の相場は35000円~50000円、15号サイズのケース入り羽子板は40000円~60000円が相場となってきます。ただ、高ければ良いというわけではなく、飾る家のサイズによって適切な大きさが違います。現代の住宅事情から言うと小さいサイズの方が喜ばれる傾向があるので、もし、贈る場合は、大きすぎないものがいいでしょう。
【もっと安価なものも人気】
家庭の事情から中には両親が自分で購入するケースもあります。そういった場合は、お金をたくさんかけることができないので、数千円のコンパクトな羽子板を購入する家庭もたくさんあります。小さいサイズだと、縦が20センチ横が10センチと手に持てるサイズがあります。小さいアパートに住むと大きな羽子板を置くスペースがないため、このようなコンパクトなものが人気です。通販などで購入すると、かなりコンパクトで値段もリーズナブルなものがたくさんあるので、自分の家の住宅事情や金銭的な事情で購入する羽子板を決めることをおすすめします。
【名入れの羽子板も人気】
中には名前を書いてもらえる羽子板もあります。名前、生年月日入り、タイルプレゼント、木札が付く場合もあります。名前が書いてあると自分の子供だけのオリジナルになるので、出来れば名前入りだとうれしいですね。羽子板のデザインもたくさんあるので、おしゃれでかわいいものを選ぶと両親もお子さんも喜ぶでしょう。
【羽子板に描かれている女性もいろいろある】
たくさんの羽子板を見ると女性が描かれているものがたくさんあります。その女性も良く見ると顔が微妙に違ったり、服のデザインや素材の違うものもたくさんあります。出来るだけかわいらしい女の子を選んであげると飾っているときに素敵です。
また女性のデザインでなく、花が描かれている羽子板もたくさんあるので、好みで選んであげることをおすすめします。色もピンク色から黒色、赤色があり、ケースに入っているものから入っていないものまで本当にたくさんあります。たくさん見ていると迷ってしまうので、お子さんが喜びそうなデザインを選んであげましょう。
【何故羽子板が贈られるの?】
羽子板はもともとお正月の女の子の遊びとして親しまれてきました。今は羽子板で遊ぶ子は少ないですが、昔は、よく羽子板で遊んでいたものです。
そんな羽子板は、板で羽根をうつことから「災厄をはね(羽根)のける」とされています。一説には跳ねる羽が感染症をもたらす蚊の天敵であるトンボのように見えることから厄除けにしたという見方もあります。また末広がりでおめでたい形であいまって、江戸時代ごろから華やかな装飾がほどこされてお祝いとして、飾られるようになりました。また魔よけとして、生まれて初めてのお正月を迎える女の子への贈り物として、新築祝いなど贈り物などにも幅広く用いられるようになりました。女の子の健康などを願って羽子板を贈るようになったようです。
【羽子板はいつ渡すといい?】
初正月のお祝いは年末に手渡しをするのが良いとされています。特に羽子板を贈る場合は、正月飾りと一緒に飾って新年を迎えるため、年末に渡すようにしましょう。もし、直接渡すことが難しいのではあれば現金書留を利用して郵送するといいですね。正月飾りと一緒に飾るので、年末に忘れないように渡すことが大切です。
羽子板の相場について紹介しました。最近は残念ながらこのようなお祝いごとが省かれたり、大きく祝わないようになりました。それに伴い大きなものを買わない傾向にあります。また、住宅事情から大きな羽子板を飾ることができないため、玄関に飾って置けるような小さい羽子板を購入するケースも増えています。
女の子は羽子板以外にも雛人形があるため、あまり大きいと、飾れなくなってしまうので、その家の大きさに合わせて選びましょう。もし分からないなら、贈る相手にどういったものがいいのか相談してから購入すると間違いがありません。それ以外にもどちらの祖父母が買う、地域柄などもあるので、それぞれの両親と相談しながら決めるのが良いです。